まえがき
私は、今日まで手をかざすことによる治療を、約二十一間と長期にわたり実施してきました。その中において心に残る治療体験例として、線維筋痛症の患者さんの例があります。なぜ記憶に残っているかと申しますと、線維筋痛症を患った方の場合には、現代医療の最先端を行く西洋医学の治療を実施しても、その他の様々な治療法を実施したとしても改善が難しいとされています。ところが、私の実施する手をかざす方法(天啓気功療法)では、殆ど全ての方と言っても言い過ぎではないほど容易に改善するからです。
線維筋痛症に悩んでいる方の場合、精神的苦痛があるばかりではなく、激しい痛みを伴い、しかも、全身に痛みが伴う場合もあります。そして、想像を超えるほどの痛みがありますが、死に至る病気ではないとして安易に取り扱われています。更に、どのような方法にて検査を実施しても原因が分からないことが多く、患者さんが本気になって痛みを訴え、そして、医学的診察をはじめ様々な検査方法を試みて頂いても「何も悪い所は無いし現れていないから傷みがあるはずがない、と一蹴されてしまうことが多いのです。」また、貴方は、仕事をしたくないから痛いと言っている、などと言われたりするようです。
線維筋痛症に関しての書籍も多く出版されていますが、どの書籍にも完全に改善したとか、改善するなどとの記述はなく、あるのは、線維筋痛症とはどのような症状であるとか、原因が分からないとか、改善の見込みが期待できないなどの説明ばかりであり、当人にとってはどうでも良いことばかりのように感じます。なぜなら線維筋痛症に悩んでいる当人は、痛みから解放されることを願っているのであり、専門的知識などに興味がないものと考えられ、線維筋痛症とはどうとかの知識など、どうでも良いはずです。
ホームページなどを閲覧してもやはり同じ状態であり、線維筋痛症に悩んでいる方にとって、改善に対する希望が持てない状況になっています。その他、マスコミなどにおいても、線維筋痛症の事柄について著しく改善が難しいなどと大きく取り上げられています。よって、改善に対する希望が益々そがれているように感じます。線維筋痛症は、身体に激しい痛みが長期間続くにも関わらず、発症する原因も分からず、治療法も確立されていないため、改善することにも希望が持てないばかりか、考えられない状況になっています。ところが、六年前から体全体に激痛があり、来院することは何とか出来るが帰りが心配であると何度も述べていた方が、一回の天啓気功療法を受けただけで痛みを感じなくなったのです。<
また、二十数年間全身に激痛があった線維筋痛症の方の場合にも、一回目の天啓気功療法の後に改善の兆しが歴然と現れています。更に、十数年間激痛に悩んでいた線維筋痛症の方の場合にも、一回目の天啓気功療法により歴然として改善がみられたのです。その他には、六年間寝たり起きたりの生活であった方が、二回目の天啓気功療法後ほぼ半分程度の痛みに変わったのです。もっと不思議なのは、いずれの方の場合も、対人関係の調和、開運、学習能力の向上、運動能力の向上などにも効果が表れたことです。
確かに、線維筋痛症の場合、原因も分からず治療法も確立していません。その為、改善もまた難しいとされています。その線維筋痛症が、数回の天啓気功療法によって改善をしているのです。この方々の場合、本当に線維筋痛症だったのかと疑いを持たれても不思議ではないでしょう。しかし、間違ってならないのは、この方々の診察を行い、線維筋痛症であると断定した方は、全て病院の医師であることです。そして、改善したと言っているのは、私ではなく、線維筋痛症の激痛に悩んでいた当人であることです。
ところで、願望や希望を達成するためには、脳波の一種であるアルファ波の出ている状態において、願望や希望が達成し喜んでいるところをイメージすると、達成すると言われています。そのため、能力開発などを目的にして実施されている事でも知られています。そこで私も、少しでも能力の開発や願望が達成できるようにと、リラックスした状態のときに出ると言われている、脳波の一種であるアルファ波をすきなときに出すことができ、いつの場合であっても身体の力が抜け、リラックスできるように、呼吸法や瞑想などを続けていたのです。
その結果、平成五年春頃に不思議な体験が始まったのです。それは、夜遅く寝床に付き、目を閉じてから数分が経過した頃に、私自身の周りが非常に明るく輝く様々な光に包まれたのが最初でした。以後、私自身の体の中からも、外からも、頻繁に不思議な音や声が聞こえ、更には、様々な事を身体で感じ取れたり、光や映像が見えたり、感じたりするようになってきたのです。その体験のことを一般には、チャクラの覚醒であるとか、クンダリニーの上昇であるなどと言っております。その際、天啓により、サイの能力などと述べられる能力が授かるのです。それらの体験後、身体は勿論のこと、様々な病気の症状や種類などにも左右されず、そして、精神状態までも癒すことができる、夢のような大変素晴らしい能力を発揮できるようになったのです。その能力を用いているのが、私の治療法なのです。
この書籍を書き表すためには、多少の迷いと不安があります。なぜ迷いと不安があるかと申しますと、現代は科学万能の時代であり、物質世界そのものである、と多くの方々に信じられているからです。そのため、目に見えない事柄に対して理解を求める事は無理があるのかも知れないからです。また、日本の医療は、西洋医学が中心であり[手かざしによる治療や癒し]など、普段の生活では全くと言ってよいほど馴染みのない言葉や名称であり、理解や納得などして頂けるかどうかの不安があるからです。
また、私が天啓により授かった能力は、宗教活動によって授かった能力である、と多くの方々が勘違いをしているようにも感じるからです。確かに、私が授かった能力を活用し役立たせるときには、手をかざして治療を実施するため、宗教活動の行為の一環ではないのかと疑われてしまうのも仕方がないと感じています。しかし、私が天啓により授かった能力は、宗教活動に関係がないばかりか、巷にありふれている他の治療方法に用いる能力とも異なり、比較のできないほど素晴らしい事を納得して頂き、お役に立ちたいと心の底から願い、例え誤解が生じようとも、あえてこの書籍に書き表し公開をしています。
ここで、天啓気功療法について説明をしておきたいと思います。私自身が、多種多様の不思議な体験の末に、手をかざすだけと言う単純な方法にて病気などの治療や癒しができる能力を授かったのです。その体験とは、チャクラの覚醒及びクンダリニーの上昇体験をした場合に起こる現象のことです。そうして授かった能力により、精神状態を安定させたり、病気などを改善させることができる、サイの能力とか超能力などと述べられている特殊能力のことです。精神世界などでは、天啓を受けて授かった能力などとも述べられています。
なお、本文中には、様々な症状の改善例などが登場します。この例などは実際に体験した方々の一部の体験談であり、全てではありません。しかし、本書の内容を検討して頂ければ分かりますが、読者である貴方の為にも役立つものと考えております。
二〇一三年十二月 著者 北沢勇人
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